当たり前が崩れた瞬間
私生活の中で自らが勝手に決めつけて
いる“当たり前”という考え
その考えは必ずしもみんなが同じ訳ではありません。
私が今まであることに対して“当たり前”だと思っていたこと。
それは堂本光一の隣には堂本剛が居て堂本剛の隣には堂本光一がいるということです。
勿論例外もあります。ソロ活動に関してはお互いがやりたいことをやっているので隣にいることはありません。
ですがKinKi Kidsという活動の中ではそれが当たり前だと思っていました。
ですがその当たり前という考えが全て変わる出来事が夏にありました。
まだみなさんの記憶にも新しいとは思います「堂本剛突発性難聴発症」
正直それを聞いた時は固まりました。
頭の中で整理ができずどういうことなんだろうと思った。
確か発表されたのがテレ東音楽祭があった日でした。
その日はKinKi Kidsとして出演予定。
ですが実際、堂本剛君の姿はなくそこにはピンチヒッターとしてTOKIOの長瀬智也君が立っていました。あの瞬間は楽しかった。
仲いいな・楽しそうなどの感情を抱いていたが最後の出演者が書かれているエンドロールにはKinKi Kidsではなく堂本光一という文字。
その瞬間現実に戻りました。
二人組だから堂本剛君がいなくなればKinKi Kidsではなくなり堂本光一君だけになってしまいます。
その後の各局の音楽番組などにも堂本光一君だけの姿。一人でKinKi Kidsの歌を歌う姿。
既に発表されていた横浜スタジアムでの20周年記念イベントにも、その場には堂本光一君の姿のみで、堂本剛君は別の場所からの中継。
夏に私は思いました。
今まで自分が当たり前だと思って見ていたKinKi Kidsの光景は決して当たり前じゃない
奇跡なんだ。
だから今回のライブも開催されたのは例年通りですが当たり前ではない。
万全な状態ではないけれども開催してくれたことに感謝しないといけない。
だからこれからのKinKi Kidsというものは当たり前ではないということを頭に入れてまた応援していきたいなと思いました。
KinKi Kidsに限らず抱いている当たり前という考え。それは実際は当たり前ではないということも学びました。
みなさんも今まで自分が抱いていたが当たり前という考え。
それを一度考え直してみるとまた見る目が変わるのではないでしょうか。